「微型小説」とは、日本の「掌編小説」「ショートショート」に相当する短篇小説よりさらに短い作品の中国における名称です。中国にはほかに「小小説」「超短篇小説」「一分間小説」など三十を超える名称がありますが、よく使われるのは「微型小説」と「小小説」になります。台湾では「小小説」のほかに「極短篇」という名称が好んで使われ、香港では「微型小説」「小小説」のほかに「迷你(ミニ)小説」という名称も用いられています。
中国では1980年代の初めから「微型小説」「小小説」が盛んに書かれるようになりました。以来30年、盛況と言える状況が続いています。その盛況ぶりは、東南アジアの華語圏にも波及しており、日本を始め他の国には見られない中国(および中国語圏)独自の現象にもなっています。
作品紹介
本研究会で翻訳した微型小説の作品をいくつか紹介致します。